ひたすら雰囲気で投機するブログ

資本主義に真正面から立ち向かうスタイル

銘柄分析 -武田薬品工業(4502)ー

盛者必滅,諸行無常

ゆく河の流れは絶えずして,しかももとの水にあらず.

 

化学・薬学出身の学生であれば,誰もが就職したい超人気企業だったが様子がおかしい.ちなみに私は有機合成化学専攻であったが,製薬企業は旧帝博士しか採らないような世界なので当然入れなかった(苦笑)今では氷河期クソザコ地方大出身者らしく,専攻と全く関係ない仕事に就いている.人生の無駄遣いのスペシャリストと自負している.

 

さて,武田のカウンターパートと言えば,もちろん第一三共である.今の若い人はあまり知らないかもしれないが,武田より第一三共の方が強い時代があったのだ.これは大学の恩師から聞いた話だが,第一三共が強かった時代に武田薬品に訪問したことがあったそうだ.そのとき社内図書室に,Berichte der Deutschen Chemischen Gesellschaft の創刊号から全巻がすべて揃えられていたそうだ.マニアックな話だが,有機合成出身の人なら分かるだろう.ベリヒテは有機合成化学聖典のようなものである.創刊は1868年だ.その光景を見て,武田がいつか日本製薬のトップに躍り出ることを予期したと教えられた.

 

現CEOはグラクソ出身だそうだ.しかし,GSKの株価の長期低迷ぶりを見て,ここから経営者を連れてきて何がしたいのかが正直全く分からない.意味不明の采配である.シャイアー爆買いの後遺症が癒えるには3,4年掛かるのではないかと思う.地力は間違いなくある企業なので,割安になったらぜひ投資したい.

 

 

f:id:kk_investment:20180811224601p:plain