ひたすら雰囲気で投機するブログ

資本主義に真正面から立ち向かうスタイル

企業に行動を支配される個人 -21世紀のアイデンティティとはー

人間というものは,常に自分の意思で行動していると自認している.

しかし,その意思決定が実は営利企業に支配されたものであることが少なくない.

 

数年前から流行っているポケモンgoを例に挙げてみる.

最近ポケモンgoではいわゆるバラマキを始めている.いつでも冒険モードという,アプリを起動していなくても歩数がカウントされ,歩行距離に応じてアイテムが毎週入手できる仕組みが導入された.一見,お得でユーザーフレンドリーの良いアップデートだと感じる.私もしばらく騙された.しかし,これは巧妙な罠であった.

 

以下がNianticサブスクリプションスキームである.

 

毎週アプリを起動していなくともアイテムが支給されてくる.

お得だと思い,ゲームをする時間が増える.ライト層でも興味を持ち始める.

アイテムが溢れるので,アイテム所持数拡張などの課金をする.

以下ループ

 

私は何の価値もない電子データを買うためにお金を支払っていることに気が付いた.

企業は,”ただ単に勿体ないから”,”せっかく貰ったから”という気持ちを揺さぶってくる.そのものが各個人に必要なものかどうか考える隙を与えないのだ.これは極めて危険な状態であると気が付いた.私は私の人生を生きている唯一無二の実在ではなく,企業の思惑に沿って行動する操り人形だったのだ.

 

21世紀の私たちは,ただ外部から与えられるものを消費するために存在し,それを消費するために必要な金銭を得るための労働に人生の大半を費やす.

 

私は完全に資本主義のスキームに飲み込まれていると分かった.恐らく,このことに気が付いている庶民はまだほとんどいない.

 

世の中は想像した以上に悪意に満ちている.