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資本主義に真正面から立ち向かうスタイル

日本人が貧しくなっている事実

日本人はどうやら貧しくなっているようだ.

 

例えばかつて成立した終身雇用というあり方は,正に豊かさの象徴であった.

一人の人間が,一つの会社で30年超居続けられるのだ.その間社会様式が変化し,個人の知識や経験が陳腐化しようとも,そこに居続けられた.それはすなわち,多少最適で無い状態であっても,それを許容し相互に補い合う意志が存在したことに他ならない.

 

これは社会の本質的要素を含んでいる.

すなわち,社会は相互扶助のために存在し,互いの不足を補い合い全体を豊かにすると言う人間精神最高の働きである.

 

私はどうもこの働きが弱くなっているのではないかと思う.

つまり,「自分さえよければ他人はどうなっても知ったことではない.」という精神の流行である.これは多分に恐ろしい現象であると思う.

 

なるほど確かに自分が生存競争に生き残ればよろしい.

では,自分が最後の一人になった世界に何が残るというのか?

焼け野原で札束を握っていることに果たして意味があるのだろうか?

 

私には,人間の精神が退化し始めているのではないかと感じる.それは,テクノロジーの発達によって互いの協力を必要としなくなったことに因る.かつて必要だった隣人が機械とIT技術に置き換えられてしまった.もはや不完全な人間は不要になってしまったのだ.

 

従って,誰を残し,誰を切り捨てるかという原始的な争いが起こる.

結局のところ,人間の個人差などたかが知れているのだから,その争いに終わりは無い.最後の一人になるまで互いを傷つけ合うだろう.

 

1万年後の人類は恐らく原始人である.

協力することを忘れ,共感を忘れ,相互扶助を忘れる.

狩猟採取に戻り,動物に還るのだ.

 

もしそうなるのであれば,私はどうしたらよいか?

皆と一緒に経済的のラットレースを走るのか?

いやちがう.それでは犬死になるだろう.

なぜならそれは大衆であるから.

 

生き残るのは常に少数派である.